動画配信サービスなどでお馴染みとなっているサブスクリプションを、自分のショップにも導入したいと考える人も多いのではないのでしょうか?
Shopifyでサブスクビジネスを始めたい人は、サブスクアプリの導入がおすすめです。
サブスクの導入方法にはshopifyのAPIを使用する方法と、サブスクアプリを導入する方法がありますが、APIを使用するためには細かい設定や専門知識が必要になるため、知識や経験の浅い初心者向きではありません。
しかし、サブスクアプリならばshopifyのAPIよりも簡単に設定ができるので、初心者でも導入後早期に運用開始することが可能です。
この記事では、Shopifyで使えるおすすめのサブスクアプリの紹介や、アプリの選び方やメリットなども解説します。
サブスクと相性の良い商品やサービスを取り扱っているならば、サブスクアプリの導入で継続的な売り上げが見込めるでしょう。
おすすめshopifyサブスクアプリ早見表
おすすめサブスクアプリの概要はこちらです。
料金 | 手数料 | 言語 | 特徴 | |
Mikawaya Subscription | 無料~$ 49 | 1%~3% | 日本語 | ・テスト運営ができる ・詳細な定期購入設定ができる |
定期購買 | 無料~$ 299 | 1% | 日本語 | ・詳細な割引設定ができる ・会員ランク機能がある |
Bold Subscriptions | $ 49.99 | 1% | 英語 ※設定より手動で 日本語に変更可能 | ・海外でも評価され信頼性が高い ・詳細なカスタマイズができる |
shopifyで使えるサブスクアプリ選びで気をつけるポイント3つ
サブスクアプリを選ぶ基準は以下の3つです。
- オプションなどの機能性が充実しているか
- 顧客管理や分析が可能か
- 使用感の良さ
それぞれの基準について解説します。
1. オプションなどの機能性が充実しているか
サブスクアプリを選ぶ時は、ユーザーにとって利用しやすい機能が備わっていることを確認しましょう。
ユーザーの便利でお得に定期購入したいというニーズを満たさなければ、継続的に利用してはくれません。
サブスクアプリの中には、注文回数が増えるごとに割引されたり、注文サイクルやプランの設定、決済方法など柔軟に対応できるものもあります。
商品やサービスの特性によって必要になる機能は変わるので、柔軟に対応できるような機能性の高いサブスクアプリを使用するといいでしょう。
2. 顧客管理や分析が可能か
サブスクビジネスは従来の「商品を売る」ビジネスとは異なり、「顧客と継続的に繋がる」ビジネスです。
そのため、サブスクビジネスを継続していく上で重要になる情報は、商品情報よりも顧客情報や継続率、解約率になります。
サブスクアプリを利用するときは、顧客情報の管理がしやすく契約期間や継続率、解約率などの分析機能を備えているサブスクアプリの利用がおすすめです。
従来のビジネスモデルに囚われず、顧客視点で分析することで継続的に収益を上げられるようなショップに成長していけるでしょう。
3. 使用感の良さ
サブスクアプリの中にはキャンペーンの設定ができたり、分析機能が優れているものもあります。
サブスクアプリを導入した後も、使用感の良いものを利用した方がオプション機能を利用する時にもスムーズに操作ができるでしょう。
例えば、分析機能を利用した時も分析画面が分かりやすく、結果の分析もしやすいサブスクアプリを選ぶ事で、ショップ運営に有効利用できます。
サブスクサービスを導入すると、必然的にサブスクアプリも長期的に利用することになる為、使いやすく見やすいものを選ぶようにしましょう。
shopifyで使えるおすすめサブスクアプリ3選
Shopifyで使えるサブスクアプリを3つご紹介します。
定期購入設定やメール通知などの機能を見比べながら、自社に合ったアプリを導入しましょう。
3. Bold Subscriptions
【shopifyの画面】
機能
- 割引オプションの設定ができます。
- 複数プランの設定ができます。
- 顧客にメールで通知ができます。
- 分析機能があります。
- 設定画面より手動で日本語に設定して仕様ができます。
料金
- $ 49.99月/プラン…60日間の無料トライアルがあり、全ての機能が使用できます。
おすすめな人
- 無料トライアルで実際の使用感を確かめてから使用したい人
- 定期購入設定やメール通知など細かい設定をしたい人
2. 定期購買
【shopifyの画面】
機能
- 割引設定ができます。
- BOX機能があります。
- 複数プランの設定ができます。
- 会員ランク設定ができます。
- 注文のスキップや変更ができます。
- LINEやメール連携ができます。
料金
- 無料プラン…テストモードのみ利用可能です。
- $ 49月/プラン…取引手数料1%で割引機能や会員ランク機能、分析機能などを利用できます。
- $ 299月/プラン…取引手数料1%でマイページのフルカスタマイズや、API連携、メール送信元ドメイン設定など全ての機能が利用可能です。
おすすめな人
- 日本語で利用したい人
- 2回目以降の注文での割引設定などの詳細設定をしたい人
- 会員ランク機能を導入したい人
1. Mikawaya Subscription
【shopifyの画面】
機能
- 割引設定ができます。
- 2回目以降の決済日の固定ができます。
- 複数プランの設定ができます。
- 内容変更時はメールで通知ができます。
- BOX機能があります。
- 継続率などの分析機能があります。
- LINEやCRMと連携ができます。
料金
- 無料プラン…販売手数料3%で利用できますが、お試しストア向けです。
- $ 49月/プラン…販売手数料1%で全ての機能が利用できます。
おすすめな人
- 日本語で利用したい人
- テストをしながらショップ構築を行っていきたい人(無料プランは収益が泣ければ手数料0円)
- 顧客側でも詳細な定期購入設定ができるようにしたい人
サブスクアプリのメリット
サブスクアプリには以下のようなメリットがあります。
- プログラミングのスキルがなくても導入後すぐに運用できる
- 低額で商品を購入・利用できるので新規顧客を増やしやすい
- 定額制にすることで継続的に安定した収益が見込める
1. プログラミングのスキルがなくても導入後すぐに運用できる
サブスクアプリならば、Shopify SPIよりも早く運用を開始できるでしょう。
サブスクビジネスを開始するためには、アプリの導入後に商品の登録はもちろん、注文周期や決済方法の設定が必要です。
さらに注文回数を重ねるごとに割引される設定や、注文のスキップや解約など詳細にカスタマイズしようとすると時間も知識も必要になります。
さらに、Shopify API言語は英語がスタンダードのため、英語に慣れていない人にはかなり難しくなりますが、Shopifyアプリには日本語対応しているものもあるため、設定も簡単です。
手軽にサブスクビジネスを始めたい人は、サブスクアプリを導入することをおすすめします。
2. 低額で商品を購入・利用できるので新規顧客を増やしやすい
サブスクは定期購入を検討している顧客にとって、メリットが大きいサービスといえます。
サブスクを利用すると、利用内容によっては都度購入するよりも低価格で購入ができ、しかも毎月手続きをしなくても商品を得ることが可能です。
コンタクトレンズなどの毎日使用する商品や、音楽や動画配信サービスなどを、サブスクで利用している人も多いのではないのでしょうか。
ユーザーにとって定額利用のメリットが大きいほど、サブスクに加入するハードルが下がるため、ショップにとっては新規顧客を獲得しやすくなるでしょう。
送料無料や長期利用による割引キャンペーンなど、ユーザーがメリットを感じるようなアプローチができればコスパよく新規顧客を増やすことができます。
3. 定額制にすることで継続的に安定した収益が見込める
ユーザーがサブスクを利用するということは、ショップにとっては一定期間ユーザーを囲い込むことに繋がります。
すでに定額サービスを利用をしている顧客が別のショップで商品を購入しようと思うと、サブスク利用を解約し、新たなショップで購入手続きをするという手間をかけなければなりません。
そのため、ユーザーが商品そのものを不要に感じる場合や、他店に変更することのメリットが大きくない限り、解約されるリスクは少なくなるでしょう。
もちろん、継続利用してもらうために新商品の提案やキャンペーンなど、顧客との信頼関係を維持して顧客を囲い込む努力を継続していく必要はありますが、サブスクアプリならば簡単な設定でユーザーにも使いやすいシステムの構築ができます。
shopifyサブスクアプリの導入方法
【Bold Subscriptions】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。日本語設定は管理画面左メニューの「Settings」より「Language Settings」でページや項目を選択して翻訳できます。
【TOP画面の画像】
②定期購入の設定
管理画面左メニューの「Subscriptions」にある「My Subscriptions」から画面上の「Create Subscriptions Group」タブから商品の登録ができます。
商品の選択や注文周期、割引などの設定ができます。
【設定画面】
【定期購買】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。
【TOP画面の画像】
②定期購入の設定
管理画面上部メニューの「ダッシュボード」より「定期購入のプランを作成する」を選択し、グループ名やプランの詳細など必要事項を選択していきます。
【プラン作成画面】
【Mikawaya Subscription】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。初期設定で、定期購入のプランや注文周期、割引などを選択していきます。
【TOP画面の画像】
まとめ
今までのサブスクアプリの言語は英語で利用するものが多く、細かい設定が必要なサブスクビジネスを始めることをためらう人もいたかもしれません。
しかし、現在は日本製で日本語対応のできるサブスクアプリもあるため、以前よりも設定が簡単になっています。
Shopifyでサブスクビジネスと相性の良い商品やサービスを取り扱っているならば、ぜひサブスクアプリの導入を検討してみてください。
サブスクアプリを利用すれば初心者でも難しい設定をせずに、早く運用を開始できるでしょう。