既存顧客に対して効果的なメルマガ配信ができれば、さらなる売り上げアップに繋がります。
しかし、どんなにお得なキャンペーンや新商品の紹介などをサイト上でアピールしても、ユーザーの目に止まらなければ意味がありません。
運営側からユーザーにアピールするにはSNSやメルマガ、ネット広告などあらゆる方法がありますが、メルマガは既存顧客への積極的アプローチ方法としてとても有益な手段です。
この記事ではShopifyで使えるメルマガアプリの選び方や、おすすめのメルマガアプリについてご紹介します。
メルマガアプリを使用すれば低コストで多くの顧客に効果的なアプローチができるようになるでしょう。
おすすめshopifyメルマガアプリ早見表
おすすめメルマガアプリの概要はこちらです。
料金 | 無料プランの送信件数 | 言語 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
Klaviyo | 無料~ ※有料プランは従量課金方式 | 500件/月 ※アカウント250件/月 | 英語 | ・パーソナライズした メール配信ができる |
Omnisend | 無料~ ※有料プランは従量課金方式 | 500件/月 ※アカウント250件/月 | 英語 | ・無料プランでも 最低限の機能が 充実している |
Privv | 無料~$ 70 | 100件/月 | 英語 | ・ポップアップの 作成ができる |
shopifyで使えるメルマガアプリ選びで気をつけるポイント3つ
メルマガアプリを選ぶ基準は以下の3つです。
- 業務効率化できる機能
- メルマガの効果分析機能
- 料金とサポート
それぞれの基準について解説します。
1. 業務効率化できる機能
メルマガアプリを導入する際は、メールや顧客の管理も自動で行えるような機能を備えたものを選ぶようにしましょう。
メルマガを配信するためには、メールの作成だけではなく顧客管理が必要になります。
さらに効果的なメルマガを作成する場合は、フォローアップメールやかご落ちメールなど複数のメルマガを作成しなければなりません。
メルマガアプリの中にはテンプレートが充実しているものや、ワークフローを構築することで作業を自動化できるようなアプリもあるため、機能性も比較して検討すると良いでしょう。
2. メルマガの効果分析機能
ユーザーに読まれるメルマガを作成したくても、具体的な改善策が分らない人もいるかもしれません。
メルマガアプリの中には、メルマガの開封率やクリック率などの分析機能があるものもあります。
配信結果を分析する事で、内容だけでなく配信のタイミングなどのパーソナライズされたメルマガが作成できるようになるでしょう。
ユーザーに読まれる効果的なメルマガの作成をしたい人は、分析機能が充実したメルマガアプリの使用がおすすめです。
3. 料金とサポート
Shopifyで使えるメルマガアプリは、配信メールの量や機能が増えるごとに月額料金が上がります。
サイト規模によっては、メルマガアプリ導入時に多くの機能が必要ない人もいるかもしれません。
ユーザー数が少なく最低限の機能で良いならば、最初は無料プランから始めると良いでしょう。
また、海外製のメルマガアプリも多いため、困った時のサポート体制が充実しているかの確認も大切なポイントです。
現在のサイト規模や将来性を見据えて、料金プランが上がった時の機能を比較して選ぶようにしましょう。
shopifyで使えるおすすめメルマガアプリ3選
shopifyで使えるメルマガアプリを3つご紹介します。
メルマガアプリを導入したいけど、どれが良いのか悩んでいる人や機能性を比べたい人は参考にしてみてください。
3位. Privv
【shopifyの画面】
機能
- ニュースレターやカゴ落ち、フォローアップ等のメール配信ができます。
- リアルタイムレポートが確認できます。
- クーポンコードなどのポップアップやバナー作成ができます。
- A/Bテスト機能があります。
料金
- 無料プラン…月100アカウントにメッセージの送信ができ、無制限のポップアップが作成できます。無料メールとチャットでサポートが受けられます。
- $ 15/月プラン…最大250アカウントにメッセージが送信でき、ニュースレターやかご落ちフォロー、クーポン、フォローアップメールなどが配信できます。
- $ 45/月プラン…最大500アカウントのSMSと1,000アカウントのメッセージが送信できます。
- $ 70/月プラン…月10,000PVまで利用でき、クロスセルやPrivvのロゴを非表示にすることができます。
- e-mailやSMSアカウント数によって料金は変動します。料金の詳細は公式サイトでご確認ください。
おすすめな人
- ポップアップ機能も利用してメルマガ登録者数を確保したい人
- A/Bテストを利用したい人
2位. Omnisend
【shopifyの画面】
機能
- ワークフローを構築しておくことで、メール配信の自動化ができます。
- 会員登録完了メールや注文に関する連絡、かご落ちメールの配信ができます。
- A/Bテストやポップアップの作成ができます。
料金
- 無料プラン…250件のアカウントに対して、500件のメッセージを送信できます。メールの作成やポップアップ機能の利用ができます。
- STANDARDプラン…$ 16よりアカウントが増える毎に料金が上がります。(従量課金方式)
- PROプラン…$ 59から従量課金方式で利用できます。無制限でメッセージの送信ができます。
- 料金の詳細は公式サイトでご確認ください。
おすすめな人
- 気軽にメルマガ配信を行いたい人
- 無料プランでも有料プランと同等の機能を利用したい人
1位. Klaviyo
【shopifyの画面】
機能
- 顧客情報をセグメントできます。
- A/Bテストや開封率やクリック率などの分析ができます。
- メールの詳細設定ができ、ワークフローを構築して業務効率化ができます。
料金
- 無料プラン…250件のアカウントに対して、500件のメッセージを送信できます。
- アカウント数によって料金が上がる従量課金方式です。料金の詳細は公式サイトでご確認ください。
おすすめな人
- パーソナライズしたメルマガ配信をしたい人
- 配信されたメルマガの分析まで行いたい人
メルマガアプリのメリット
メルマガアプリには以下のようなメリットがあります
- 運営側から能動的なアプローチができる
- セグメントメールによってユーザーの購買意欲が促進できる
- 一括送信でコストパフォーマンスが高い
1. 運営側から能動的なアプローチができる
顧客獲得のためにキャンペーンや新商品の紹介に力を注ぐことはとても重要ではありますが、企業が発信する情報がユーザーに伝わらなければ売り上げには繋がりません。
一度でも商品やサービスを購入した顧客との縁は大切にし、信頼関係を築いていくことでリピーターとなる可能性があります。
中でもメルマガを購読している人はショップに関心があり、新しい情報やお得な情報が欲しいと考えている人です。
そのため、不特定多数の人にアプローチをするSNSなどに比べて、顧客が欲しい情報をダイレクトに伝えられるため、その効果も期待できます。
顧客にとって興味を引くような内容のメルマガ配信することができれば、メールマーケティングは運営側から顧客にアプローチする方法の中でも、効果的な方法の一つといえるでしょう。
2. セグメントメールによってユーザーの購買意欲が促進できる
ユーザーに合わせた内容のメルマガが配信できれば、それまで商品の購入を考えていなかったユーザーの購買意欲を促進できます。
つまり、メルマガを読むことで欲しかった商品がキャンペーン情報や、新商品の情報を知ることで商品に興味を持ってもらうきっかけに繋がるでしょう。
例えば、購入のタイミングを逃してカートに商品を入れたまま放置していた顧客に対して、かご落ちを知らせるメールやキャンペーンメールを送信することで、「あの商品まだ買ってなかったけど、今ならお得に買えそうだ。」と、再度商品を注目してもらえます。
ユーザーに合わせてメール内容や送信のタイミングなどを設定できる機能が充実しているアプリを活用すれば、パーソナライズされたメルマガを配信することでできるでしょう。
3. 一括送信でコストパフォーマンスが高い
メルマガ配信業務をメルマガアプリで行うことで、ユーザーの管理やメール設定などを簡単に行うことができます。
さらにメルマガアプリの中でも最低限の機能を無料プランで利用できる物を使用すれば、費用対効果も大きくなるでしょう。
しかし、無料プランでは配信できるメール件数や機能が制限されてしまうため、顧客が増えてパーソナライズしたメール設定や、A/Bテストなどの追加機能を利用する気は有料プランに変更する必要があります。
メルマガアプリの利用でユーザー管理やメール内容を手動で行うよりも、当然効率は良く早期に売り上げに反映されるでしょう。
本気でメールマーケティングを行いたい人は、メルマガアプリの導入は必須といえます。
shopifyメルマガアプリの導入方法
【Privv】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。基本情報を入力すると管理画面が表示されます。
既に顧客のメールアドレスなどの情報がある場合、管理画面の上部メニューより「Contacts」を選択し、「Linked Account」でshopifyにある顧客情報を同期しておきましょう。
【TOP画面の画像】
②メールの設定
管理画面の上部メニューより「Email + Text」を選択するとかご落ちメールなどの作成ができます。
【メール作成画面の画像】
【Omnisend】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。基本情報を入力すると管理画面が表示されます。
【TOP画面の画像】
②メールの設定
管理画面の左メニューよりCampaignsを選択します。新規作成にはNew campaingを選択してください。
配信形式を設定すると詳細を設定することができます。
タイトルや本文のデザインなどが設定でき、テンプレートも選択できますよ。
【メール設定画面の画像】
【Klaviyo】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。
基本情報を入力後にメールのテンプレートを設定できますが、後でゆっくり設定しても問題ありません。
【TOP画面の画像】
②メールの設定
管理画面左メニューのCampainからCreate Campaingで設定ができます。
各メールの設定からメールのテンプレートなどが選択できます。デザインなど好みでカスタマイズしてください。
【Campainでの設定画面】
まとめ
Shopifyで使用できるメルマガアプリは、メール作成や配信の自動化やポップアップ機能、配信結果の分析など機能が充実しているアプリが豊富にあります。
メルマガアプリを導入すれば、多くの情報を一括で管理しながら効率よくメールを配信できるので、売り上げアップにも繋がりやすくなります。
また、料金プランは登録アカウント数や配信メール数で変わる従量課金方式のアプリが多いため、まだ登録者数が少ないショップでも気軽に導入しやすいでしょう。
さらに、無料プランでも充実した機能を備えているメルマガアプリもあるため、まずは使用感から確かめたい人は無料プランから始めることをおすすめします。
ユーザーに読まれるようなメルマガを配信したい人は、今回の記事を参考にしてメルマガアプリを選んでみてください。