LINEを利用して、ユーザーとの繋がりを深めたいと考えるショップオーナーは多いのではないでしょうか。
しかし、ShopifyとLINEを紐付けるために、連携方法やメリットを押さえておく必要があります。
LINEを上手に利用すれば、メルマガのような従来の方法よりも効果的にユーザーにアプローチができるでしょう。
この記事ではShopifyとLINEを連携するためのアプリをご紹介します。
ただShopifyとLINEを連携するだけでなく、機能性も高いアプリを使用する事で、顧客獲得にも繋がるでしょう。
おすすめshopifyのLINE連携アプリ早見表
おすすめLINE連携アプリの概要はこちらです。
料金 | 無料トライアル期間 | 言語 | 特徴 | |
CRM PLUS on LINE | 無料~$ 200以上 | 無 | 日本語 | ・顧客をタグ付けした セグメント配信ができます |
Lipify | 無料~$ 180以上 | 14日間 | 日本語 | ・スタンプ配信や画像配信、 予約配信、カルーセル配信 などができます |
shopifyで使えるLINE連携アプリ選びで気をつけるポイント3つ
LINE連携アプリを選ぶ基準は以下の3つです。
- セグメント配信
- 料金プラン
- 使用感やサポート体制
それぞれの基準について解説します。
1. セグメント配信
LINE公式アカウントでもセグメント配信ができるので、セグメント配信機能は不要と考える人もいるかもしれませんが、LINEでセグメントできる属性は5つあり、顧客の購入履歴やカゴ落ちなどに対するメッセージ機能があるわけではありません。
さらにShopify内で顧客セグメントを活用しているのであれば、LINE公式アカウントにも紐づけることで、作業効率も上がります。
アプリによってステップメールや再入荷通知など、さまざまなメッセージを配信することができます。
ユーザー数の多いLINEを利用して顧客との繋がりを深めたいと考えているならば、セグメント配信機能が充実しているLINE連携アプリを選ぶようにしましょう。
2. 料金プラン
LINE連携アプリではプランの多くがID連携している数によって変わります。
まだ顧客が少ないショップでもID連携数が100件や300件などのプランを選べば、費用を抑えて使用できるでしょう。
逆に顧客数が多いショップでは、ID連携数が無制限で使用できるプランも利用できるのでおすすめです。
アプリの継続使用には費用がかかるため、ショップの規模や顧客数、予算に合わせて選ぶようにしましょう。
3. 使用感やサポート体制
その点、LINE連携アプリは日本製が多いので、アプリ内の言語が日本語で利用できたり、日本語でのサポートを受けることができます。
Shopifyで利用できるアプリには、海外製で英語が苦手な人には扱いにくいアプリもたくさんあるかもしれません。
しかし、いくら言語が理解できても、使用感を試すためには、実際に使ってみる必要があります。
無料トライアル期間や無料プランがあるアプリを選べば、気軽に使い心地を確かめられるのでおすすめです。
LINEを利用することで顧客へのアプローチや問い合わせのツールとして有効活用できますので、できるだけ使用感の良いものを選ぶようにしましょう。
shopifyで使えるおすすめLINE連携アプリ2選
Shopifyで使えるLINE連携アプリを2つご紹介します。
LINE連携アプリを使用することで、より顧客の購買意欲を高めることができますよ。
2. Lipify
【shopifyの画面】
機能
- ShopifyIDとLINEのIDとの連携機能があります
- 顧客セグメントへのメッセージ機能があります
- スタンプ配信や画像配信、予約配信、カルーセル配信など豊富なバリエーションで配信ができます
料金
Lipifyの料金プランは、IDユーザー連携数によって異なります。
- $ 9月/プラン…350人まで
- $ 27月/プラン…1,100人まで
- $ 45月/プラン…2,200人まで
- $ 90月/プラン…11,000人まで
- $ 180月/プラン…数無制限
おすすめな人
- 顧客セグメントに合わせたメッセージの配信をしたい人
- スタンプや画像などバリエーション豊富な配信をしたい人
1. CRM PLUS on LINE
【shopifyの画面】
機能
- ShopifyIDとLINEのIDとの連携機能があります
- 顧客をタグ付けしてカゴ落ちなどセグメント配信ができます
- LINEにリッチメニューを設置できます
- Shopifyアプリ「Back on Stock」と連携して再入荷通知が送れます
料金
CRM PLUS on LINEの料金プランは、IDユーザー連携数によって異なります。
- 無料プラン…100人まで
- $ 10月/プラン…300人まで
- $ 30月/プラン…1,000人まで
- $ 50月/プラン…2,000人まで
- $ 100月/プラン…10,000人まで
- $ 200月/プラン~…数無制限
おすすめな人
- 無料プランから使用感を試してみたい人
- カゴ落ちなどセグメント配信で顧客の購買意欲の促進をしたい人
ShopifyとLINE連携をするメリット
LINE連携アプリには以下のようなメリットがあります。
- 多くのユーザーにアプローチができる
- セグメント配信ができる
- メッセージ機能を活用できる
- データ分析ができる
1. 多くのユーザーにアプローチができる
ユーザー数9,300万人を誇るLINEを利用すれば、多くのユーザーにアプローチができます。
ユーザーへのアプローチ方法としてメールマガジンやTwitterなどのSNSを利用する方法もありますが、新規顧客の獲得のために、圧倒的利用者数のLINEを利用するのはマストの方法といえるでしょう。
さらにLINEの開封率は60%といわれており、既存顧客に対するアプローチにも有効であるといえます。
キャンペーンの配信や新商品のアピールなど、顧客に対して魅力的な配信ができれば、高い費用対効果が得られます。
2. セグメント配信ができる
LINE公式アカウントでは「友だち期間」「性別」「年齢」「OS」「エリア」の5つの属性を基にして、属性を組み合わせたセグメント配信ができます。
しかし、ショップに合わせて既にShopify内でセグメントを行っている場合は、LINE公式アカウントと連携をする必要があり、LINE連携アプリを導入することでShopify内での顧客セグメントに対してLINEでメッセージを配信できます。
例えば、誕生日クーポン付きメッセージの配信や、特定の商品を購入した顧客に対してキャンペーン案内のメッセージの配信が可能です。
ショップのLINE公式アカウントに登録するユーザーはショップのファンが多いので、ありきたりなメッセージよりも、属性や顧客ニーズに合ったメッセージを配信することで、より効果的なアプローチになるでしょう。
3. メッセージ機能を活用できる
LINE公式アカウントとShopifyを連携させることで、LINE独自のメッセージ機能を活用して顧客にアプローチができます。
ショップオーナーの中には、顧客との連絡ツールを一元化したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
顧客からの問い合わせにはショップサイト内に問い合わせフォームを設けたり、キャンペーンの案内はメルマガや、SNSで通知をするなど複数のツールを使用するとそれだけ管理も大変になるでしょう。
LINE公式アカウントを利用することで、チャットによる個別対応はもちろん、トーク画面下のリッチメニューから、キャンペーンや予約、クーポン画面などを表示させることで、通知やショップへの誘導を簡単に行うことができます。
さらにショップカードでポイントカード管理を行うことも可能となります。
LINEのメッセージ機能を活用することは、ショップ運営の業務効率はだけではなく、顧客にとってのメリットも大きくなるので、ぜひ有効活用してみてください。
4. データ分析ができる
LINE公式アカウントでは以下のような分析が可能です。
- 友だち
- メッセージ通数 / メッセージ配信
- ステップ配信
- チャット
- リッチメニュー
- クーポン
- 予約
- ショップカード
- プロフィール
LINE公式アカウントでは、ダッシュボード画面からユーザー情報の分析ができます。
分析方法や内容の詳細については、公式サイトをご覧ください。
データの収集がしやすいことは利用者数が多いLINEならではのメリットなので、ツールとしてだけに利用するのではなく、データの分析にも活用して新たなショップ展開に役立ててみてください。
shopify LINE連携アプリの導入方法
【Lipify】
➀アプリのインストール
Shopifyでアプリをインストールします。
②LINE公式アカウントの作成
LINE公式サイトで公式アカウントを作成します。
アカウントの作成方法はこちらでも確認できます。
③LINEとLipifyを連携する
Messaging APIの情報とLINEログイン情報をLipifyに登録します。
ShopifyとLINEユーザーIDを連携します。
各連携方法はこちらでも確認できます。
【CRM PLUS on LINE】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。
②LINE公式アカウントの作成
LINE公式サイトで公式アカウントを作成します。
アカウントの作成方法はこちらでも確認できます。
③LINEとCRM PLUS on LINEを連携する
Messaging APIの情報とLINEログイン情報をCRM PLUS on LINEに登録します。
ShopifyとLINEユーザーIDを連携します。
まとめ
ショップ展開をしていく上で、新規顧客の獲得だけでなく既存顧客を囲い込むことは、継続的に収益を上げていくために必要になります。
これまでは既存顧客に対するアプローチとして、メールマガジンの配信が定番でした。
しかし、昨今はメールよりもSNSを利用したやり取りが主流となり、中でもLINEはユーザー数が多いためより多くの顧客へのアプローチが可能となります。
LINE公式アカウントの作成は簡単にできるので、LINE連携アプリを使用すればより戦略的にLINEを利用することができるでしょう。
機能性を備えたLINE連携アプリで、LINEを有効活用してみてください。