shopifyでストア運営するにあたって顧客管理や、効果的なマーケティング戦略が必要となります。
マーケティング戦略を行う上で便利なのが「HubSpot」です。
shopifyとHubSpotを連携することで、顧客データ分析から販売促進を自動化にすることが可能。shopifyだけでは補えない機能を搭載することで、ストアを活性化して顧客を増やすことができるでしょう。
そこで今回は、HubSpotの基本情報からshopifyと連携する意味や、連携方法について紹介します。
HubSpotの基本情報
HubSpotとは、アメリカで開発されたマーケティングプラットフォームです。世界120ヶ国以上、15万社を越える企業たちが利用しており、日本企業での利用も増加傾向にあり認知度が高まってきています。
HubSpotのプラットフォームはカスタマーサービス、マーケティング、営業などの3つツールがあり、全てのデータを管理できるソフトウェアになります。低コストで使用できる上に、企業の販売効果を上げる役目を担ってくれるでしょう。
それではHubSpotの料金と無料機能を見ていきましょう。
HubSpotの料金
HubSpotは基本的には無料で利用できますが、下記のプランが用意されています。
プラン | Marketing | Sales | Customer Service | CMS | Operations |
Starter | ¥5,400 | ¥5,400 | ¥5,400 | ¥2,700 | ¥5,400 |
Professional | ¥96,000 | ¥54,000 | ¥54,000 | ¥43,200 | ¥86,400 |
Enterprise | ¥432,000 | ¥144,000 | ¥144,000 | ¥144,000 | ¥240,000 |
HubSpotの無料機能
HubSpotの無料機能を表にしてみました。
ツール名 | 無料機能 |
Marketing | ・フォーム ・Eメールマーケティング ・広告管理・ランディングページ ・共有受信トレイ ・リストのセグメンテーション ・チームの共有アドレス ・ウェブチャット ・チャットボット ・モバイル最適化 ・レポートダッシュボード ・Facebook Messenger連携 ・カスタムプロパティー ・HubSpotモバイルアプリ ・マーケティング イベント オブジェクト ・Eメール返信トラッキング ・Eメールの健全性レポート ・リターゲティング広告 ・ユーザー管理 ・カスタムユーザー権限 ・Eメールの自動送信 ・フォームの自動化 ・SEO推奨(アドバイス) ・ブログ・標準SSL証明書 ・ウェブサイトのトラフィック分析 ・多言語コンテンツの作成 ・サブドメインと国コードのトップレベルドメインの可用性 |
Sales | ・ウェブチャット ・チャットボット ・チームの共有アドレス ・カスタマイズ可能な見積もり ・電話拡張SDK ・Eメールのスケジュール設定 ・Eメール追跡&通知 ・共有受信トレイ ・スニペット・ドキュメント ・ミーティング設定 ・レポートダッシュボード ・取引パイプライン ・Facebook Messenger連携 ・カスタムプロパティー ・HubSpotモバイルアプリ ・マーケティング イベント オブジェクト ・Eメール返信トラッキング ・Slackとの連携 ・Eメールの健全性レポート ・1対1のEメール ・ユーザー管理 ・カスタムユーザー権限 ・Eメールテンプレート ・コンタクトのウェブサイトアクティビティー ・Gmail、Outlook、Microsoft Exchangeとの連携 ・アプリマーケットプレイスとの連携 ・カスタムのサポート フォーム フィールド ・プロスペクト・コンタクト管理 ・リストのセグメンテーション |
Service | ・チケット管理 ・電話拡張SDK ・Eメールのスケジュール設定 ・ウェブチャット ・共有受信トレイ ・チャットボット ・チームの共有アドレス ・スニペット ・Eメールテンプレート ・ミーティング設定 ・レポートダッシュボード ・Eメール追跡&通知 ・ドキュメント ・Facebook Messenger連携 ・カスタムプロパティー ・HubSpotモバイルアプリ ・チケットパイプライン ・マーケティング イベント オブジェクト ・Eメール返信トラッキング ・Eメールの健全性レポート ・1対1のEメール ・チャネルの切り替え ・ユーザー管理 ・カスタムユーザー権限 ・モバイル受信トレイ ・Slackとの連携 ・リストのセグメンテーション |
CMS | ・ドラッグ&ドロップエディター ・モバイル最適化 ・ブログ ・標準SSL証明書 ・ウェブサイトページ ・デザインマネージャー ・カスタムドメインを接続 ・サブドメインと国コードのトップレベルドメインの可用性 ・コンテンツ配信ネットワーク(CDN) ・ブログのビルトインAMP(Accelerated Mobile Pages)のサポート・ウェブサイトテーマ ・ローカル環境でのウェブ開発 ・詳細メニュー ・多言語コンテンツの作成 ・サイトのエクスポート ・ブログインポート ・ウェブサイトのトラフィック分析 ・ウェブ アプリケーション ファイアウォール(WAF) ・プレミアムホスティング ・ウェブサイト構造のインポート ・アプリおよびアセットのマーケットプレイス ・無休体制のセキュリティー監視と脅威検出 ・カスタム ドメイン セキュリティー設定 ・SEO推奨(アドバイス) ・ランディングページ ・自動生成されたXMLサイトマップ ・Apexホスティングとリダイレクト ・リストのセグメンテーション ・ブログエクスポート ・99.99%の稼働時間を測定 ・Facebook Messenger連携 ・HubSpotモバイルアプリ ・レポートダッシュボード ・Eメールマーケティング ・チャットボット ・広告管理 ・ウェブチャット ・フォーム ・共有受信トレイ |
Operations | ・データ同期 ・既存データ同期 ・既定のフィールドマッピング ・会社 ・取引 ・アプリマーケットプレイスとの連携 ・コンタクト管理 ・チケット管理 ・タスクとアクティビティー ・企業インサイト ・カスタムプロパティー ・マーケティング イベント オブジェクト ・Eメール返信トラッキング ・Eメールの健全性レポート ・ユーザー管理 ・カスタムユーザー権限 ・リストのセグメンテーション |
shopifyとHubSpotを連携する意味と効果
shopifyとHubSppotを連携する意味と効果について説明していきます。
shopifyとHubSpotを連携する意味
shopifyとHubSpotを連携することによって、売上向上につながるメリットがあります。マーケティング戦略をまとめたり、データの分析を行ったり、マーケティングを自動化することが可能です。
顧客満足度を高めるだけでなく、さまざまな機能を自動化するため人件費削減にもつながり、効率的な運営ができるでしょう。
shopifyとHubSpotの連携で得られる効果
shopifyとHubSpotを連携することによって、以下のような効果があります。
- 電子メールの自動配信
- 自動リマインダーでクーポンコード(かご落ちメール)の送信
- マーケティング効果の詳しい分析
- 顧客データの分析
- 注文、商品、顧客管理
HubSpotでは顧客データを分析して、顧客のニーズに沿ったサービスを自動的に知らせることができます。また、自動リマインダーでクーポンコード(かご落ちメール)送信することにより、カートから離脱している顧客に購入を促すことができます。
また、HubSpotでは顧客対応を自動化することが可能。問い合わせ窓口に担当者がいなくても、また営業時間外であっても対応ができるため、待たせることもありません。
問い合わせ窓口に担当者を雇う必要がなく、効率的に顧客とコミュニケーションがとれるため利便性が高いです。もちろん直接顧客とやり取りすることも可能です。
リスト機能によって顧客分析、そして売上や商品のレポート作成などができます。これらの機能を活用して、マーケティング戦略の見直しと改善が見込めるでしょう。
shopifyとHubSpotの連携方法
①shopifyストアをHubSpotに接続
HubSpotアカウントのナビゲーションバーの右上にある「マーケットプレイスアイコン」をクリックします。
「アプリマーケットプレイス」で、shopify連携を検索してアプリをインストールをします。ショップのURLを入力して、shopifyに接続できたら認証情報を入力して「ログイン」をクリックします。
②データの同期設定
マーケットプレイスの「アプリを管理」をクリックすると「接続されたアプリ」が表示されます。
「Eコマース」を選択して、「一方通行の同期」「双方向の同期」のどちらかを選択してください。
まとめ
shopifyとHubSpot連携の意味や、連携方法について紹介しました。
shopifyのデフォルトだけではマーケティング戦略は難しいことがあります。本格的にマーケティングを行いたい時はHubSpotを連携して、上手く活用していきましょう。
マーケティングや顧客対応を自動化することで、顧客満足度の向上と人件費削減を見込むことができます。
HubSpot導入を検討している人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。